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201412/7

「ロッケー式英文読解法」 藤本千洋 著

6k「効果的な勉強方法」と「効果的ではない勉強方法」の違いは何でしょうか?
ズバリ、順番です。

どういう順番で学習を進めていけばいいのか?
この「順番」が適切であるか、間違っているかで、その後の勉強の成果に大きく差がつくのです。
「どういった順番で学習を進めていくか?」
これで8割程度その勉強方法が良いか悪いか決まってしまいます。

英語を勉強しようと思うと、一般的には、その勉強方法を「英語が得意な人」に聞く場合が多い。でも、それが英語をマスターできない原因だとするなら……。

初めに、ハッキリとお伝えしなければならないことがあります。
あなたの周辺の英語の先生、英会話の先生、英語の研究者が、必ずしもこの「順番」を適切に理解しているわけではないということです。
そこに語学学習の難しさがあるのです!

この本は、1ページ1ページ順番に進めていくことで、英語の学習をやるべき効果的な「順番」で英語学習を進めることができます。

さあ、始めましょう!

ロッケー式英文読解法の秘密

もしあなたには、すでにある程度の英語が身についていて、学生時代も英語が得意であったならば、英語の先生、英会話の先生、英語の研究者からのアドバイスはとても役に立つでしょうし、多くのことを吸収できるでしょう。
というのも、英語の得意な人にとっては、ベースができているので、順番がどうであれ、数をこなすことによって、それに比例して学力が身につくからです。

しかしながら、そういった人は少数です。
テレビやラジオの英会話講座や、聞くだけで英語が得意になるという教材、英会話教室など、やろうとはしたものの挫折してしまった人のほうが「普通」なのです。
そういった「普通」の人が、英語学習をするときに、はじめにやるべきこと、初めに手をつけるべきことが間違っているので、結局、英語をマスターできない可能性が高いのです。

書店の語学コーナーに行けば、さまざまな英語の参考書や問題集が並んでいます。あれだけたくさんの種類があるのに、「普通」の人が、英語学習をするときに、はじめにやるべき本は、ほとんどありません。
難しすぎたり、簡単すぎたり。
簡単なものをいくら繰り返しても、それなりのレベルの英文を読めるようにはならない。逆に、標準的な語学書や参考書をやろうとしても、たいていは暗記量が多すぎて続かない。
その中間の「絶妙なバランス」の英語学習を提示した本はほとんどないのが現状です。
そんな現状を打破するために、「普通」の人が、英語学習をするときにはじめにやるべきことを、明確に示した英語の勉強方法。
それが、私たちが指導の現場の中で試行錯誤しながら生み出した「ロッケー式英文読解法」なのです。

もちろん、授業内容そのものも重要です。
でも、どんなにすばらしい授業内容でも、どんなに優れた英会話教室でも、どんなに優れた教材でも、「どういった順番で学習を進めていくか?」が間違っていれば、英語力向上は望めません。順番が間違っていれば、いくら努力してもそれに応じて英語力が伸びることはありません。

目的が英会話であろうと、TOEIC対策であろうと、大学受験であろうと、「英文を読むこと」を初めに行うべきなのです。
そして、ある程度英文を正確に読めるようになってから、英会話を中心に学習していきたい人は、英会話教室に通ったり英会話教材で学習したりすれば、スムーズに学習を進めることができるでしょう。

TOEICのスコアアップを目指している人であっても、ある程度英文を正確に読めるようになってから、TOEIC対策本を始めたほうが長い目で見れば効果的です。

受験生であっても同様です。ある程度英文を正確に読めるようになってから、英文法を体系的に学習したり、受験対策本をこなしたりするほうが効果的です。

「でも、いきなり英文を読んでいくなんて。単語集を覚えたり、文法集を一通り終えたりしてからじゃないと、英文は読めないでしょ?」
そう思った方も多いことでしょう。

しかしながら、英単語集を丸暗記して、文法書を一通り読み終えたからといって、英文が読めるようになるかといえば、そうではありません。この事実は、多くの方が経験済みでしょう。

「単語よりも、文法よりも、英文読解から始めることが重要」というのはわかったけれど、じゃあ、何から始めればいいの?

そのために私たちが長年の英語指導の中で生み出し、実践し、具体的な効果を出してきたのが、「ロッケー式英文読解法」です。
「ロッケー式英文読解法」で英文を読むことから始めればいいのです。

「前提」を満たしているかどうか?
「英語は中学のときから苦手」
「英文読解は、どうやって勉強すればいいのかわからない」
「英会話の本や、大学受験生向けの英文法の本は充実しているのに、英文読解の本で初心者でもわかりやすい『これは!』という本がない」
大学生受験生を中心としつつも、大学生、社会人の方まで、毎年、英語学習についてさまざまな相談を受けます。

もちろん、高校生や大学受験生にとっては、英語が最重要科目なのはいうまでもありません。一方で、中学や高校のとき、それほど英語に興味はなかったのに、大人の今になってから、
「もう一度、きっちりと英語を勉強したい!」
と考えている社会人の方が意外に多いのは、大変喜ばしいことです。

学生時代とは違って、自らの意志で英語を学習しようと積極的に思うので、意欲は強い。

でも、書店や通信教材、英会話教室など、「英語学習をしよう」と思いたっても、「はじめにやるべき教材」がなかなか見つかりません。
とりあえず買った教材や、通信教材を始めても続かない。
これでは、せっかくの意欲が無駄になってしまいます。
なぜ、このようなことが起こってしまうのでしょう?

それは、手に取った英語教材に、「初心者向け」とか、「だれでも始められる」というキャッチフレーズがあったとしても、実際には、その教材は、「ある一定の英語力がある人向け」の場合が多いからです。

確かに、中・高時代に、(たとえ受験英語であっても)英語が比較的得意だった人であれば、市販されている教材をやっても、英会話教室に通っても、通信教育の教材で学習しても、それに比例して、英語力は上がります。
数年、ある一定の英語力があった人であれば、英語学習から遠ざかっている場合も同様です。

「学生時代英語が得意だったけど、数年の英語学習のブランクがある場合」と、「学生時代は英語が苦手で、数年の英語学習のブランクがある場合」では、学習方法が異なるのは当然です。
多くの英語教材では、初心者用と表示されているものも含め、「学生時代、ある程度英語が得意であった」という前提が入るのです。

しかし、現実には、中・高時代は、英語は得意だったわけではないけれど、もう一度学習しなおしたい!という人のほうが多い。最近は、日本の会社の中でも、いきなり、「社内での公用語は英語」と社長から宣言されてしまって、やむを得ず英語学習をしなければならないような状況になっている方も少なくありません。
でも、そういった人の中で「学生時代、ある程度英語が得意であった」という人のほうが少ないのが現実です。
ですから、市販されている「初心者向け」の英語の本や、たくさん広告が載っている「だれでもできる英語教材」をなかなかこなせない人も少なくないのも納得できるでしょう。

市販されているこれらの英語教材も大変すばらしい内容だと思います。しかし、「学生時代、ある程度英語が得意だった」という前提が入ることを忘れてはなりません。

ここで、はっきりと認識しなければならないのは、中・高時代に英語が得意だったという人と、全く苦手だったという人の英語の勉強の仕方は、当然違うということです。

まず初めに何を勉強すべきか?
英語が苦手だった人は、まずは、中学英語からもう一度学習しなおし、英文法の基礎的事項や、英文読解の方法をきっちりと学習することが必要不可欠です。
「えっ、中学英語と言われても、そんな基礎的なことから、いまさら・・・・・・」
確かに、その通りです。
しかし、「中学レベルの英語」といっても、中学生が勉強する場合と、大学受験生や社会人が勉強する場合、その方法は異なります。
たとえば、中学生に教えるのと同じ授業を大人が受けても、抵抗感があるのは当然です。

なぜでしょう?
大学受験生や社会人は、「理屈」で覚えていったほうが効率的、効果的だからです。
「理屈なしの『慣れ』を中心とした説明方法」では、頭の柔軟な子供にとっては、効果的であっても、大人にとっては長続きしないからです。
大人の今となっては、「中学英語」も、感覚や、丸暗記で覚えていくのではなく、「理屈」で覚えていった方が効率的なのです。
ですから、まずは、「中学英語」を理屈でキチンと理解していく。そのことが先です。

「英語をもう一度ゼロからやりなおしたい!」と思って、周囲の友人や同僚の「英語ができる人」に勉強方法を聞く。
これが得策ではない理由は、もうおわかりですね。

たとえば、自分よりも英語ができる友人は、英語の勉強方法について次のように答えます。
「とにかく、英単語を覚えればいいんだよ。まずは、単語集を覚えたほうがいい」
あるいは、
「とにかく、多読が必要。意味がわからなくてもどんどん読み進めていけばいい」
「意味がわからなくても、毎日、英語を耳にして、英語に慣れることだね」
こういう答えが返ってくる。
まあ、言っていることは、もっともなことなので、そのとおり実行しようとする。

でも、結局、単語集を購入して覚えようとしたけれど、10ページも続かない。
多読といわれて、「かなりやさしい」とかいう英語で書かれた本を買ってきて、意味もわけもわからないままたくさん読んでいっても、ますますわからなくなるだけ。
「聞いていれば英語が話せるようになる」といっても、そもそも、聞こえてくる英文自体の単語も、わからないところだらけで、意味不明。だから、それを毎日続けるのは無理。
たしかに、聞こえてくる英語音声の3割位でも文法的にも単語的にも理解できれば、継続することで効果も期待できるでしょう。
しかし、理解度がそれ未満であれば、雑音をひたすら聞いているに過ぎません。

結局、世間でいわれている方法で英語を学習しようと思っても、それらをこなせる人は、せいぜい英語学習者全体のうちの2割くらい。残り8割の人は、半分もこなさないうちに挫折しているのです。

そうです。英語学習で挫折している人の方が普通なのです。
英語が得意な人からのアドバイスを聞いてはいけない理由
英語学習で挫折している原因は何でしょう?
それは、「順番」です。
「勉強すべき順番」が間違っているからなのです。

ですから、何も、悲観することはありません。
しかしながら、中・高の時は、あれほど勉強がいやだったのに、大人になった今、せっかく勉強をしようと思ったことは、大切にしていただきたいと思います。
自分に合わない方法で勉強しようとしても、挫折してしまうだけです。
どんな人であっても、必ず、自分に適切な勉強方法というものがきっとあるはず。
それを先に見つけた上で、勉強すればいいのです。

確かに、一般的に言われている、あるいは、行われている英語学習者に対するアドバイスは、英語がある程度得意な人の立場からしてみれば正しいともいえます。
ある程度得意であるならば、確かに、単語力を少しずつ増やしていけば、それに応じて、自分の英語力もアップします。
やさしい英文であれば、たくさん読むこともできます。
英文を読めば読むほど、それに比例して、読解力も身につきます。
たとえ受験英語であっても、学生時代にある程度英語をしっかり学習したことがあって、不得意感がなければ、「聞いていれば英語が話せるようになる」のは本当でしょう。英文自体をある程度は理解できているのですから。
しかし、はっきり言いましょう。
今、広告をにぎわしている語学教材や、通信教育、英会話スクールで効果を上げるためには、「ある程度英語が読める」ことが前提となります。
その前提がないと、せっかく、仕事や、会合や、家事……忙しい日常生活でなんとか時間をやりくりして、あるいは多額の費用をかけて英会話教室に通っても、それらが無駄になってしまう可能性が高いのです。時間もお金も両方とも。

中学時代、英語が得意ではなかった8割の人にとって、「英語がある程度デキル人からのアドバイス」は、現実的ではないことがわかってきたことでしょう。
つまり、「英語がある程度デキル人からのアドバイス」は、英語が得意な人以外の8割の人には当てはまらないのです。

現在、存在する多くの通信教材にしても、かなりの程度、自分ひとりで英文を読みすすめていけるのが、前提となっています。すでに英語の実力が身についている極めて少数の人にとっては、役に立ちます。
聞くだけで英語力が上がるような数ある教材も、ある程度、自分ひとりで英文が読めることが、前提となっています。
ある程度英語が読める人が、何度も英語を耳にすることで理解できるようになるのは本当です。
しかし、教材CDの中で話されている英語のスクリプトを読んで、ほとんど理解できないようなものをひたすら聞いたところで、わかるようにはならない。だから、購入した人のうち、8割の人は、2週間と続かないのもうなずけます。

いくら易しい英語とはいえ、「大量に英文を読むといい」と言われても、そもそも、英文自体読めないのだから、たくさん読むこと自体、不可能なのは言うまでもありません。
「多読」を実行できる人は、全体の2割でしょう。英語力がある程度ある人が、確認するためにこなせるような方法なのです。
英会話教室などで、ネイティブと直接話す機会をもつことは、英会話に必要な「度胸」をつけるためにはとても重要です。
しかし、せっかく英会話教室に通うなら、「中学英語」を「理屈」で深く理解し、ある程度英文を読む力をつけてから通った方が、時間的にも金銭的にも効率的といえるでしょう。
すでに、英会話教室に通っている場合でも、並行して、英文を読む力をしっかりと身につければ、英会話教室でも3倍速く英語能力を上げることができるでしょう。
とにかく、巷にある英語関連の書籍、教材、スクールの多くは、もともと英語力のある人にとっては、英語力がアップするという、前提があることを忘れてはなりません。

英文を読めるようになること=英語学習の最初の目標
「英語圏の一般的な小学生が話すような日常会話程度」だけをマスターしたいのであれば、英文を読むことなどは考えなくてもいいでしょう。
たしかに、外国で、あるいは外国人に対して、たとえ簡単な日常会話であっても、生まれて初めて話して相手にニコッとされたとき、それはそれで感動します。
日常会話をちょっと学習して、少しでも通じれば通じるほど、ますます欲が出て、「もっと話をしたい」、「自分の言いたいことを伝えたい」と思うのもまた、自然な流れです。そして、いろいろな教材に手を出してはみるものの、それ以上は続かない。
なぜでしょう?

その理由は、英文読解の基礎が固まっていないからです。
書店に並んでいる英会話や、TOEICなどの本、英会話教室、英語通信講座などを有効に活用している人は、その多くが、中学時代に、たとえ受験英語であっても、ある程度は、英文がしっかりと読める人なのです。
そういった、英文読解の基礎があるからこそ、「聞くだけ」で、確かに、英語力はリスニング力も含めメキメキついていくでしょうし、大量の易しい英文を読むことも可能なのです。英会話教室でネイティブの言っていることも、ゆっくりと話してもらえば理解できるわけです。

しかしながら、中学時代に、英語でつまずいた人は、簡単な日常会話ならいざ知らず、巷の英語教材を効率よくこなしていくことは困難です。
最近は、本当に優れた英会話教材、TOEIC対策教材が売られています。それらを既に始めている人も多いでしょう。それらの教材をさらに深く、効率的にこなすには……。その方法はカンタンです。英文読解力を身につけることです。単語は電子辞書で調べてもいい。電子辞書さえあれば、ある程度英文が読めるようになることです。

TOEIC対策であろうと、英会話であろうと、テレビやラジオの英会話講座であろうと、現在、行っている英語学習に、「英文を読む力」を並行して学習することで、より深く、効果的に英語学習を進めることができるのです。
それでは、「英文を読む力」を本当に身につけるためには、どの様な方法があるのでしょうか。
中学時代に英語があまり得意でなかったのに、それらをとばして、英語が得意になるというような都合のいいことは、残念ながらありません。
「それじゃあ、大学受験の英文読解の本から復習してみよう!」
そう思って、書店に行くと、さまざまな英語に関する参考書が並んでいる。英文法・語法などの問題集や英単語集などは、すばらしくまとめられたものも多い。
しかし、英文読解に関しては、優れているといわれている、あるいは、売れている参考書の多くは、「すでに英語が得意な人向け」です。

だから、多くの人は、英文の読み方を明確に、きちんと身につけることなく、学生時代を過ごしてしまっているのです。
学生時代の定期テストといえば、とにかく、教科書ガイドにのっている日本語訳を丸暗記して、答案にそのまま書き、その場しのぎで乗り越えてしまったり、実際にそういった方法で、定期テストであれば、満点近く取れてしまったりする場合もあります。それをいくら繰り返しても、英文を正確に読めるようにはならないのです。
英語学習の目的が、何であっても、英文をきっちりと読んでいく力がない限り、必ず、限界に達してしまいます。

実は、現在も、多くの中学や高校でこういった同じようなことが繰り返されているのです。予備校や塾も同じ。英文法の解説や問題演習は充実していても、英文読解となると、いまだに「あいまいな」講義が行われているのが現状です。

現状を冷静に分析して実行に移すことが大切
英語の先生の多くは、英語の勉強が大好きで、あるいは、英語が得意だったから、英語の先生になった人が多い。
だから、英語がある程度得意な人に、英語を教えるには問題はないけれど、英文が読めない生徒に対して、どう指導していけばいいのかは、得意ではない場合が多いのです。

そんな矛盾を感じながら、私も、比較的英語が出来る人を中心に、彼らだけを意識して授業を行っていました。東大や、早稲田大、慶応大を目指す、英語が得意な生徒は、パラグラフリーディングとか、複雑な英文の解釈の仕方など、いわゆる「予備校の」英文解釈の授業をすることで、「明快に」理解してくれました。

教えている人間にとって、自分のもっている専門知識を、スポンジのように吸収してくれて、偏差値をグンと上げて、難関大学に合格し、合格の報告をしてくれることほどうれしいことはありません。
これまでの講師である自分の英語の読解ノウハウを惜しみなく公開しさえすれば、難なく生徒は理解する。つまずくことなく、授業が進み、生徒もそれに比例して成績が上がっていく。
幸いなことに、それらの生徒には、私の授業の評判は極めてよかったし、実際、彼らは、難関大学に合格していったのです。
しかし、そのような人は、現実には2割程度。一方で、そういった授業についてこられない人の方が多いのを、実は、私はうすうす感じていました。

「予習、予習といわれるけれど、どう予習すればいいかわからない」
「あまりにも、英文法や、単語を知らなくて、読解の説明を聞いても、何がなんだかわからない」
「パラグラフリーディングとかなんとかいう前に、英文一文一文の書いてあることがわからない」
など、本当に困っている受験生、やる気はあるのに英文読解についてどうしていいのかわからない受験生たちの方が、実は、多いことを知っていました。
でも、予備校講師としては、英語の得意な人向けの授業をしたほうが、予備校講師としての評判も、イメージも良くなる。そんなことを考えている講師は、私だけではなかったでしょう。

おそらく、こういった教える側の心理は、中学校の先生も、高校の先生も、あるいは、英会話教室の先生も、ネイティブの先生も、TOEIC対策の先生も、同じなのではないでしょうか。
ある程度英語の実力のある人に教えて、さらに実力をつけて結果を出してもらう。それによってその先生の評判は上がるわけです。

そういった比較的英語が得意な人向けの授業をする講師というのは、どの予備校でも、どんな学校でも、どんな英会話教室でも、1人や2人はいるものだし、参考書や問題集にしても優れたものはいくつもあります。
しかし、「やる気はあるけれど、英語がそれほど得意ではない人が、得意になるため」の授業・参考書・問題集は、探してみると、なかなか見つからないのです。
考えてみると、英語の予備校講師、学校の先生、英会話教室の先生の多くは、もともと英語が得意な場合が多く、「英語がわからない」と言っている生徒が、「どうしてわからないのか」が、わからない場合が多いのです。
想像してみてください。
あなたが、ある外国人に、日本語をゼロから教えていくとします。あなたは、生まれたときから日本語を使っていて、それが当たり前で、日本語がわからない状況になった経験がないので、どう教えていいかわからないでしょう。
全く日本語がわからない人に日本語をゼロから教えていくのは大変なことです。

しかし、ある程度カタコトでも日本語を話せる外国人に、日本語を教えていくことは、それほど難しいことではありません。相手はある程度日本語を話すわけで、教える側はそれを修正していけばいいので、教えていけばいくほど、それに比例して日本語もうまくなります。
日本語が3割でも理解できる外国人であれば、日本語のテレビを見れば見るほどリスニング力はつくだろうし、日本人と話せば話すほど、日本語がうまくなるのです。

もうお気づきでしょう。
「ある程度カタコトでも英語が話せる」、「英文法はある程度理解できる」のであれば「一般に言われている英語学習方法」、「書店でベストセラーとなっている英語の本」、「広告がたくさん出ている英語の教材」で学習することで、努力に比例して英語力もアップするでしょう。

そうです。もう、おわかりですね。

まずは、「ある程度理解している」という英語力のレベルに自分が到達することが大切なのです。
教える側と教えられる側の認識の差
教える側と教えられる側。「教育」の現場では、そのちょっとの認識の差が「わからない」現象を引き起こしています。
別に、英語が好きなわけではない、というよりも、ズバリ「嫌い」だけれどやらなければならない。やる気はある。一生懸命やろうとしても、何をどうすればいいのかわからない。
そんなふうに困っている生徒を、毎年毎年、目の前にして、「もう黙っていられない。何か、いい方法がないだろうか」と模索していました。

そこで、私は、3人の生徒をピックアップしました。普段は、個別で教えることはないのだけれど、あえて、3名で特別授業を行うことにしました。彼らの英語の偏差値は、3人とも40未満だったのです。
ただ、彼らは、英語の成績は悪いけれど、「ナントカしたい……」というやる気は断然あったことはつけ加えておきます。

まずは、英文法については、中学レベルのことは、わからないとお話にならないので、中学レベルの問題集を一冊、完全に終わらせました。時間がかかった人でも、2週間で終了。
ただ、やみくもに暗記して、「なんとなく」ではなく、一つ一つ「理屈」で深く理解していくよう進めました。疑問点は残さず、完璧に理解してから次へ進むというように。
その次に、私が行ったこと。それは、いきなり「大学入試レベルの長文問題」に取り掛かったことです。
もちろん、彼らにとっては知らない単語だらけ。「かなり」時間をかけて丁寧に解説し、隅から隅まで理解してもらいました。英文を解説する上で必要な文法が出てきたら、その都度解説をしていく。
当然のことながら、たった1題解き終わるのに2週間もかかった人もいました。復習も完璧に行い、徹底的に、その1題を学習したのです。
それが終わると、次の問題も同じ方法でやる。ただ、少しずつ、ペースが速まってくる。生徒のほうも慣れてきて、要領もよくなってくるからです。あとは、その繰り返し。

2ヵ月後、彼らの読解力は飛躍的に上がりました。行ったことは、とても単純。隅から隅まで、納得の行く説明を受け、理解し、そして完全に覚える。説明の際に使ったのは、おもに6つの記号だけ。
いわゆる「文法用語」は、全くといっていいほど使いませんでした。

このようにして、全く違ったアプローチの授業が生み出されました。
それが、「ロッケー式英文読解法」のはじまりです。
この方法は、もともと英語が不得意な人たちのために私が始めた方法なのですが、実際実行してみると、すでに偏差値が70を超えている英語が超得意な人たちからも思わぬ反響がありました。
それには、正直、驚きました。

もともと英語が得意な彼らが言うのは、「より正確に読めるようになってきた」ということ。
英語が、超得意な人にも実は悩みはあって、たとえば、センター試験の模試で、200点満点中、180点前後は取れるのだけれど、190点がなかなか超えられない、という悩みです。
ロッケー式英文読解法で、英文に印をつけて読んでいくことで読解の精度が増す。それにより、ケアレスミスや判断ミスが劇的に減るわけです。確かに、帰国子女であっても、いきなり大学入試センター試験を解くと、170点くらいの場合が多いのも事実です。

ということで、その後、高1レベルの英文から、センター試験はもちろん、東大、京大といった旧帝大レベルの問題まで、すべてロッケー式英文読解法で授業を行っていくこととなり、大学受験生で、英語が得意な人も、不得意な人も、メキメキ力をつけています。

ロッケー式とは、「6つのKIGOU」だけで、指導していく方法。
受講していた生徒が名づけました。英語が不得意だった彼は、結局、国立大の医学部に合格しました。彼は、今医師として活躍しています。
ロッケー式英文読解法は、6つの記号だけで、難関大学の英語の入試問題までも解いてしまう画期的な方法です。
「ロッケー式英文読解法」の指導のプロセスには、綿密な計算があります。しかし、受講している生徒にとっては、一見、単純にみえます。だから、すぐに実行できる。
事実、ロッケー式英文読解法で学習し、授業出席率70%以上の生徒は、ほぼ全員が、英語長文読解能力が、大幅に上がっていました。

そして、予想外のことも起こりました。
「ロッケー式」で英文読解力を磨き、難関大学に合格した卒業生が、家庭教師のアルバイトをしているとのこと。アルバイト先で「ロッケー式英文読解法」により、私立難関高校受験生や、大学受験生に指導したところ、飛躍的に英語の成績が上がった、という報告を複数受けました。一度「ロッケー式」をマスターしてしまえば、英文読解能力が飛躍的に高まるし、他の人の英文読解能力も向上させることも出来るのです。効果的ですが、シンプルな方法なのです。
入口は感覚的。出口は論理的。
ロッケー式英文読解法の講義では、ひたすら6つの記号を、書き込んでいきます。たったこれだけで、英語が不得意な人はもちろん、得意な人であっても、より明確に、正確に英文を理解できるようになることを多くの人が証明してくれました。
初めは、どこを□で囲み、どこを○で囲み、どこが[ ]なのか、よくわからないまま、ただ言われるままに印をつけていくのですが、早い人で2回目の授業、遅い人でも7回目の授業くらいで、大体、どこにどの印をつければいいのか「感覚」でわかってきます。
重要なのは、「感覚」でどの印をつけるべきかわかることです。

実際の指導の現場でも、第1回目の授業を終えると
「○で囲むのは、どういう場合なのですか?」
「 [ ] と (  )は、どう違うのですか?」
と、熱心な生徒ほど、質問に来ます。
しかし、その時点で私は、あえて、それを説明しません。
というのも、どういう場合に、□で囲んで、どういう場合に( )をつけて、と、説明してしまうと、そればかりに気を取られて、肝心の「英文」を「読む」ことから、離れてしまうからです。

英文を読むことに集中するためには、あまり意識しなくても、「どこに、どの記号をつければいいかを感覚的に身につける」必要があるのです。
そして、ロッケー式の授業を聞き続けているうちに、どこに、どの記号をつけるかを、自然と感覚で理解できるようになるのです。
感覚でわかると、今度はどうなるかというと、英語のテキストにも、自分でやる問題集にも英語の書籍にも、すべて「6つの記号」を、「自然と」つけるようになります。
問題集や模擬試験で英文を読んでいるときにも、つい「クセ」で、つけてしまうようになるのです。

授業も、5~6回目程度になってはじめて、「6つの記号」の意味を伝えていきます。
文法的な説明、たとえば、時制の一致や関係詞なども、「6つの記号」を感覚的につけられるようになれば、いとも簡単に、理解できてしまいます。
いったん、ロッケー式の6つの記号がつけられるようになれば、あとは、英文を正確に読み下していく。その繰り返しで、その英文は、隅から隅まで正確に、単語熟語、文法、構文もマスターしてしまうことになります。

入口が、これまでのように「単語集」や「文法」ではなく、「英文を読む」ことなので、英文が読めるようになるのです。
「どういう場合に□で囲んで、どういう場合に( )をつければいいのか」といちいち考えなくても、感覚でわかってしまうようになるので、多くの人が実行できるわけです。

ここまで読んだあなたには、もうおわかりでしょう。
ロッケー式は、日本人が英語を学ぶ上で「自然」な流れに沿った指導法です。
外国人と同じように「自然に」と言っているのではありません。日本人の理解の順番から考えて、「自然に」と言っているのです。
外国人と同じように「自然に」と考えてしまうと、とにかく大量の英文を読みなさい、大量の英語を聞きなさい、となってしまいます。
確かに、それを根気よく続けていけば、英語がわかるようになるのでしょうが、そんなことを実行できる人は1割もいないでしょう。

そういったことも含め、これまでの英語の学習法がいかに不自然なものであったか、おわかりになるでしょう。
そして、いままでの、英語指導者のアドバイスが、一般人には非現実的な学習法であったことは、みなさんが、ご存知のとおりです。
言っていることは正しくても、実行できなければ何も残りません。

8割の人に受け入れられる画期的な英文読解法。
それが、「ロッケー式英文読解法」なのです。
多くの人に抵抗なく受け入れられる画期的な方法です。

英文読解から始めよう!
「英文法や、英単語の勉強の前に、英文読解から始めたほうがいい」
こう私がアドバイスをすると、
「これまで、いろいろな講座を受けたけれど、そんなカンタンに読めるわけがない」
「受講生が、スラスラ英文が読めるようになったと言っても、どうせ、もともとある程度のレベルの受講生だけを対象にやっているのでしょ。でも、普通は……」
「英文読解法なら、別に、いろんな講師がすでにやっているのと同じじゃない?」
「本当に英文がスラスラ読めるようになるの?」
こんなふうに言う人も少なくありません。
もしかすると、あなたも、ちょっとはそう感じているのかもしれません。
でも、違うのです。そういうことではないのです。
もう少し、聞いてください。

もちろん、このロッケー式英文読解法は、一方的にスマートに生み出したものでもありません。
実際、数年にわたって直接、現役高校生、浪人生に、偏差値28の生徒から偏差値76の生徒まで、実際に授業の中で、試行錯誤を繰り返してきた中で生まれたものです。

「英文が読めない」、「中学の英語もわからない」という人に、半年や、8か月でどうやって、学力を上げていくか、逆に、すでにセンター試験模擬テストで、200点満点中190点を超えている人が、限りなく満点を目指すために、何をすればいいか悩んでいた例もありました。
私が初めて、ロッケー式英文読解法で指導したときも、
「本当にこの方法で読めるようになるのかなあ・・・・・・」と、半信半疑でスタートしたものです。

そして、いろいろと教室の現場で試行錯誤していくうちに、英語が不得意な人にも、得意な人にも、共通に役に立つ英文読解のコツがクリアになってきたのです。
ロッケー式英文読解法と出会うことによって、「絶対にあの大学の合格はムリ」と周囲にいわれていた生徒が、次々と合格していく。それほど効果のある方法です。信じられないかもしれませんが、誇張はありません。
そして、大学入学後、市販されているTOEICの対策本や、英会話教室、英語通信教材などをうまく活用して、メキメキ力をつけていっています。彼らが言うには、
「英会話も、広告がたくさん出ている通信教材も、結局、ロッケー式を理解して、ロッケー式でこなしていけばどんどん進みますよ。僕の英語のベースはロッケー式です」
そうです。ロッケー式英文読解法は、どの教材よりも「一番初めに手をつけるべき、挫折しない英語学習方法」なのです。

巷にある「良い」といわれているさまざまな英語教材を私たちは否定しているわけではありません。
しかし、そういった教材のほとんどは、たとえ、「基礎からの……」と謳っていても、「英語がある程度できる人向け」ということが前提となっている場合が多いということを知っておかなければなりません。
ですから、そういった教材を自分のものにするためにも、ロッケー式英文読解法で勉強して、「英語がある程度できる人」になってしまえば、あとは、英会話教室に通っても、TOEIC対策講座の通信教育を受けても、問題集をこなしても、努力に比例して英語力が身につくようになるのです。

自分にとって役に立つ授業とは?
ロッケー式英文読解法は、英語が得意な人にとっても、「大学受験の英語で、高得点をキープするために絶好の方法である」ことを、多くの受講生が証明してくれました。
英語が得意であればあるほど読むのが速く、だからこそ、つい大雑把に英文を読んでしまう傾向があるのです。たとえば、200点満点の大学入試センター英語でも、英語がある程度得意な人にとって、180点の壁というものがあります。なかなか180点を超えることが出来ないのです。そういう人にとっても、「正確に英文を読んでいく」ロッケー式は、とても有効な英文読解法なのです。
学力もある程度のレベルに達してしまうと、逆に、基礎に戻って「抜けている箇所がないか」を丁寧に確認する作業が必要なのです。

とはいっても、単語も文法もわからなければ、英文なんて読めるはずはない!
確かに、そのとおり。突然、英語長文を与えられて、「さあ、読んでみましょう」と言われても読めるわけがありません。

文法用語だらけの英文読解の授業を受けても、さっぱりわからないし、○×リーディングとか、テクニック的な参考書や講座は、あふれているけれど、これらは、ある程度英語が得意な人向け。
けれど、そうでない人にとっては、いくらがんばっても、英文を読めるようにはならないのです。
丸暗記した単語で、「なんとなく」全体の意味がわかったところで得点できない。

忙しい毎日。英語学習に、そう時間をかけることができるわけではありません。そこで、登場するのがロッケー式英文読解法です。

ロッケー式英文読解法では、たった6つの記号だけで、英文を読み進めていきます。時制などの文法事項も明快に説明してしまうのです。
そして、「英文を読むのが不得意な」人を対象として始まった方法のため、当然のことながら、予習は不要なのです。不得意なのに、予習を要求すること自体が矛盾。多くの人にとって、予習は、多大な負担であり、予習に追われて、肝心の復習が出来なくなってしまうのです。
予習と復習だと、復習のほうが数倍重要であることを忘れてはいけません。
想像してみてください。とにかく、授業を聞く。そして、講師に言われるままに、印をつけていく。
単語の意味、熟語の意味は、どうせ授業の中で説明するので、自分で調べなくても、それを聞いて、覚えればいい。調べる時間があるのなら、覚えるほうに時間を使ったほうがいいのです。
授業を聞き終わって、単語を覚え、熟語を覚え、それでも、疑問に思った単語がある場合だけ、電子辞書で調べるようにすればいい。

これまで、英文が読めないと思っていた人、あるいは、不得意な人が、英文読解を行おうとすると、予習に時間がかかりすぎ、予習復習が続かないということが多くありました。
しかし、ロッケー式英文読解法の授業は、そもそも、予習を必ずしも必要としません。ある程度、実力のある人は、模擬試験を受けるときと同じように、さらっと、問題を読んで設問に答えるだけで大丈夫なのです。よくわからない人は、予習は不要。
そしてとにかく解説を聞いて、言われるままに、印をつけたり、意味を書き込んでいったりするだけでいいのです。

「これが、主節で、これが目的格で……」。これまでの指導者側の都合による一方的な授業や参考書・問題集で、学ぼうとしても退屈で続かないだけ。
英語がそれほど得意でない人にとっては、英語が得意になることをあきらめてしまうことになってしまいます。
とくに英語に関しては、「ことば」ですから、頭がいいとか悪いとか、そういう問題ではありません。単に、学習方法が間違っているだけ。学習する順番が間違っているだけの場合が多いのです。

英語の先生~学校の先生、塾の先生、予備校の先生、参考書を執筆している先生、みんな、当然、英語が得意です。
だから、英語の先生自体、文法用語に抵抗は全くない。
それで、一生懸命、文法用語を多用して教えようとするわけです。
しかし、そこまで英語に興味がなく、
「単に英文が読めるようになればいい」
「とにかく試験で点を取れるようになればいい」
「文法用語なんて知らなくても、仕事や、勉強の一つの手段として、英語が使えるようになればいい」
という人にとっては、ますます、英語がいやになるだけです。

それでも、根気よく勉強を続けた一部の人だけは、これが主節でこれが目的格で……そんな授業や、参考書や問題集で、散々学んで、なんとか理解し、そして、英語を学んでいきました。そして、英語が得意になった。一部の人だけは。

確かに、教える側としては、文法用語を使ったほうが教えやすい。でも、それは、教える側の都合。
「あまり英語が好きではない」学ぶ側から考えれば、文法用語は、できるだけ避けたほうがいいのは当然です。
これまでの学習を考えても、現在、よく行われている指導方法は、そのほとんどが英語の得意な人向け。
英語が得意になってから受けるべき授業と、よくわからない、なんとなくしか英文が読めないときから受ける授業は違うのです。
より深く正確に理解できるようになる!
ロッケー式英文読解法では、英文を、6つの記号だけで、説明していきます。しかも、それは、東大や京大といった難関大学の問題でも十分に通用する画期的な方法です。

 

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